交通事故

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応急手当④~頭を強打した場合~

「頭を強打した場合」の応急手当をご紹介します。

<症状>
・手足のマヒ
・耳・鼻・口からの出血や液体
・左右瞳孔の大きさの違い
・意識不明
・吐き気

上記の症状のうち、一つでも当てはまったら重症の可能性があります。
一刻も早く119番または脳神経外科などでの受診が必要です。

<応急手当法>

1.傷病者の反応と呼吸を確認する。反応・呼吸のない場合は、心肺蘇生を開始する。
(応急手当法③~救急蘇生法~を参照してください)
2.おう吐するときは、首を曲げないよう注意して体を横向けにする。
3.意識がはっきりしている場合も、しばらく水平に寝かせて経過を観察する。
4.頭部の出血は清潔なガーゼなどで押さえるか、包帯を巻いて圧迫止血する。


注意点!!

・頸椎(けいつい=首の骨)を損傷している可能性があるので、体をゆすったり、首を曲げたりすることは禁物です。

・耳・鼻・口からの出血や液体は、頭蓋底の骨折部から流れでる血液や脳脊髄液と考えられます。脱脂綿などの詰め物をすると頭蓋内の細菌感染の原因になります。
ガーゼなどを敷いて液を吸い取る処置をすると良いでしょう。

・受傷後、時間が経過してから頭痛・おう吐・マヒなどが出てくる場合もあるので2~3日は注意深く観察する必要があります。

<頭部強打で生じる頭蓋内血腫>

硬膜外血腫(こうまくがいけっしゅ)
頭蓋骨骨折で動脈が損傷。頭蓋骨と脳表面を覆う硬膜の間に血腫(血のかたまり)ができる。早期発見で除去手術を行えば、比較的予後は良好。

硬膜下血腫(こうまくかけっしゅ)
硬膜とくも膜の間にできる血腫。脳挫傷を伴うことが多く、予後は悪い。

脳内血腫
脳深部が挫傷してできる血腫。受傷直後の急性型と、時間が経過しておこる遅発型がある。

なかなか自己判断は難しいと思います。
とにかく頭を強打した場合は、
とくに異常がなくても念のため受診をしてください。

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